Cloudブログ

FOTCD 2017(つなぐいのち基金様)

つなぐいのち基金様は、「人生のゴールに近づく時期を生きる心ある高齢の方々から、大きなハンディを背負って生きている子どもたちに対し、「バトン」を渡す」というコンセプトのもと、日々子どもたちに対する支援活動を行っていらっしゃる公益財団法人です。

つなぐいのち基金様ロゴ

昨年アピリオはFuture Of The Cloud Dayのプロボノ活動にて、つなぐいのち基金様にデータ管理機能をご提供しましたが、今年はその機能をさらに拡充したいというご要望をいただき、今年もプロボノ活動のご支援をすることになりました。具体的には、昨年の活動で作成したオブジェクトに対するデータインポート機能の構築、支援者管理業務の効率化(Web-to-Case構築やメール・領収書の自動発行など)、さらにつなぐいのち基金様がお持ちの冠基金と呼ばれるクラウドファンディングに似た寄贈制度の業務フロー/データフロー設計を4つのサブチームに分けて設計し、Salesforce上で開発しました。

今回の作業は昨年同様、1日プロジェクトという形式で、まずはつなぐいのち基金 事務局長の方からご要望をヒアリングしたところでお昼となったため、その方を交えて全員で腹ごしらえをしました。ここでは普段聞けないような話ができて大変勉強になりました。

全員で腹ごしらえ

準備万端整ったところで、大枠のアーキテクチャを全4チームで共有した上で、各チームの分担を改めて明らかにして、その後チームに別れて作業を実施しました。そして最終的にチームごとの成果物を結合し事務局長の方にレビューしていただくという流れで行いました。
4つのサブチームのハブとなる冠基金のデータ設計チームは、事務局長の方へのヒアリングや、帳票レイアウトから業務要件を整理し、業務フロー図やER図を作成し、Salesforce上のオブジェクトを設定しました。そうすることで全メンバーの認識を合わせた上で各チームが認識齟齬なく作業をスムーズに進めるようにサポートしました。
限られた時間のなかで各チームのインプットを事前に作成するのは大変でした。

作業風景1

データインポート&メール送信チームと帳票出力チームは、内容が密接に関わっているためまず最初は一つのチームとして作業を行いました。普段の業務でも、メンバー同士で柔軟に、個人の役割を超えてチーム間の連携や情報共有などができているので、今回の活動でも各メンバーが機動的に動くことができました。

レビュー風景

最後にメンバー全員で集まって、各チームリーダーからデモを行い、作成した画面や帳票、受信したメールを確認したり、Salesforceの設定方法などを確認しながら、先方にレビューをしていただきました。
メール送信機能と帳票出力に関しては、調査中・作成中の部分が残ったため、取り組んでいる課題とその見通し、完成系のイメージを先方に確認していただきました。
チームメンバーそれぞれの得意分野が異なるため、常にコミュニケーションを取りながらチームワークで課題に取り組みました。

Web-to-Case チームでは、WordPress からの問い合わせに対して業務フローの効率化を図るために、WordPress から Salesforce へのデータ自動導入機能 (Web-to-Case) の実装を行いました。
1日という限られた時間の中で、要望の理解、現行の帳票とシステムの把握、ソリューションの立案と構築をしなければならなかったので、非常に緊迫感のある活動になりました。最終的に冒頭に記載した機能全てを開発し終えて各機能を結合するところまで行き着くことはできず、いくつか反省すべき点もありましたが、つなぐいのち基金さまからは「今回新規に作ったオブジェクト構造は、冠基金専用として使えば、元々の機能よりも、ずっと便利に使えそうなので、その方向で活用すると思います。」と前向きなご意見を頂きました。

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当日中には説明しきれなかったことが残ったので、仕様書と設定手順書を作成し、成果物として後日ご提出しました。

参加メンバーにとっても、つなぐいのち基金様の活動を肌身を以って感じる良い機会になりましたし、また、要件定義や設計、開発には本来それぞれ数週間以上かけてじっくりと行うものですが、時間的制約がある中で何らかの成果物を作っていくためにメンバーと協調する大切さを学ぶことができました。

つなぐいのち基金様チーム

Appirio