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First2Finish – 一番速いクラウドソーシング

F2F

「topcoderは、すべてがコンテスト形式で進んでいくクラウドソーシングプラットフォームです」と紹介することが多いのですが、実は一つ例外があります。それが今回取り上げる「First2Finish」と呼ばれるチャレンジです。

First2Finishとは「早いもの勝ち」という意味です。コンテストは、複数の参加者に成果物を提出してもらい、良いものに賞金を払うというコンペ形式です。それに対して、First2Finishは、仕様上に明記された条件を満たす成果物を一番先に提出したメンバが賞金を獲得できます。First2Finishと通常のコンテストを比べると、以下のような特徴があります。

  • 期間 - 非常に短い
  • 規模 - 小さい
  • 賞金 - 少ない

期間はチャレンジのスコープによりますが、短いものだと数時間です。日本時間の夜にチャレンジを開始して、朝起きたら成果物が提出されていた、というのはごく普通のお話です。

規模は小さいです。すでにあるAPIの修正や、技術検証を兼ねたサンプルコードの作成、ネイティブアプリケーションのスケルトンの作成など、数時間の作業で終わるレベルのものです。

勝者が得られる賞金額は、多くて数百ドル、少ないものだと数十ドルです(なお、First2Finishを実施する主催者にはこれに加えてプラットフォーム利用料などが必要になります)。

次に具体例を一つ紹介します。

このFirst2Finishは、野球場のようなスポーツスタジアムで利用されるNativeアプリケーションのスケルトンを開発するものです。成果物は、仕様で定義されたワイヤフレームを実現するNativeアプリケーションで、賞金は250ドルです。

機能自体はとてもシンプルですが、まずは土台となる実装を作り、その後に裏側の実装やデザインの改善を進めていくという進め方です。気になる期間ですが、このチャレンジは4月20日の15時50分に開始され、成果物が提出されたのは同日の21時28分です。

これ以外にも、Javaのコマンドラインツールの開発や、Heroku上でCloudinary pluginを利用するRailsのサンプルコード作成など、様々な例があります。2015年の3月に限っても、topcoderでは、100回前後のFirst2Finishが開催されています。

まだ数は多くありませんが、デザインのFirst2Finishも開催できます。既存のデザインを短期間で修正したい、細かいデザインパーツが一つ欲しいといった場合は特に有効です。

今回は、First2Finishの紹介でした。First2Finishの魅力は、そのスピード感です。少し手が足りない、ちょっとしたサンプルコードがすぐに欲しい、そんな時に小回りよく使えると思います。作業規模が大きい場合や、完成品の開発を行いたい場合はコンテストの方が適しています。

topcoderでは、一般的なクラウドソーシングサイトで人を探したり、普段お付き合いしている開発ベンダーに見積もりを頼む時間で、成果物を得ることができます。隣にスキルの高いエンジニアが座っている感覚でぜひ使ってみてください。

Appirio