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TCO15 in Tokyo !

 

 TCO15

 

今回のブログは、7月18日(土)に行われました TCO15 in Tokyoのイベントレポートです。

TCO(topcoder open)は、年に一度行われるイベントです。オンラインで予選を戦い、予選を勝ち抜いた人がアメリカで行われるオンサイトのイベントに招待されます。オンサイトイベントでは、さらに準決勝、決勝という形で対戦を行い勝者を決めます。主に競技プログラミングをフューチャーしたイベントですが、クラウドソーシングで良い結果を残した人が観客として招待されたり、オンサイトでデザインコンテストが行われたりと、競技プログラミング + クラウドソーシングを対象にしたtopcoderのお祭り的なイベントです。

昨年までオンサイトイベントはアメリカで行われてきましたが、今年はフォーマットが少し変わっています。準決勝 / 決勝が行われるインディアナポリスに加えて、4つの地域イベントが開催されます。最初はロシア、次がサンフランシスコ、そして今回の東京です。東京のあとはジャイプール(インド)での開催が予定されています。なお、オンサイトのデザインコンテストはインドネシアで開催される予定です。

TCO15 in Tokyoは、ハッカソンとTCO Round2C(競技プログラミングの二次予選)の二つのトラックで構成されています。受付開始は9時30分でしたが、Round2Cは15時開始で、ハッカソンもプレゼンテーションが行われる18時までは会場に来る必要はないということで、午前中はそれほど多くの参加者は来ないだろうと想定していました。実際には、9時30分から途切れなく参加者がやってきて、期待値の高さと100枚限定のTシャツの人気を感じました。

このイベントレポートでは、会場編、ハッカソン編、Round2C編、懇親会編の4つに分けて様子をお伝えしたいと思います。

会場編

TCO15 in Tokyoの会場はドワンゴ様に提供していただきました。

歌舞伎座という好立地に加えて、ハッカソンには12F、Round2Cには14Fと2フロア使わせていただき、多くの参加者にも余裕を持って対応することができました。特に12Fは受付周辺のすべての会議室を開放していただき、ハッカソンの参加者が快適にテーマに取り組むことができたと思います。運営のサポートや、ニコ生での中継までしていただいて、感謝の言葉しかありません。

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ハッカソン編

ハッカソンでは15チームが成果物を提出してくれました。以下の3つのテーマを設定していたのですが、複数のテーマに応募するチームもあり、最終的には19のアプリケーションが提出されました。

  • アピリオ賞
    テーマ:「競技プログラミングの楽しさを伝える事のできるサービス」
  • リクルート住まいカンパニー賞
    テーマ:「街の魅力をオープンデータ + αを使って紹介するサービス」
  • 楽天賞
    テーマ:「楽天APIを利用したサービス」

アピリオ賞には10件、リクルート住まいカンパニー賞には6件、楽天賞には3件の応募がありました。ハッカソン参加者にtopcoderのメンバが多かったこともあり、馴染みのあるテーマが選ばれたのかもしれません。

18時から、1アプリケーションにつき制限時間3分でプレゼンテーションが行われ、全てのプレゼンテーションが終わったあとに各社による審査が行われました。非常に凝ったアプリケーションから、ほとんど実体はないけどプレゼンの勢いで笑いをさらっていくチーム、英語で発表を行う海外のチーム、あるいは、日本語で発表してくれた海外のチームなど、バラエティに富んだプレゼンテーションになりました。

各賞の受賞者は以下のようになりました。リクルート住まいカンパニー賞と楽天賞については該当がありませんでしたが、代わりに奨励賞を設定していただきました。

  • アピリオ賞 1チーム (賞金1500ドル)
    • チーム:TopDrinker
      AtCoderへの提出をリアルタイムにクロールし、ユーザーの競技プログラミングの学習に役立てるアプリ
  • リクルート住まいカンパニー 奨励賞 1チーム (賞金500ドル)
    • チーム:mutability
      弘前市のオープンデータを使って弘前市の施設を紹介するアプリ
  • 楽天 奨励賞 2チーム(賞金 各500ドル)
    • チーム:hotpepsi
      日本各地の特産品などを楽天経由で買えるアプリ
    • チーム:cubefit
      ゴルフの住宅ワークアウトとゴルフの場所の検索のアプリ

上記の賞以外に、会場の投票で選ぶオーディエンス賞(賞金500ドル)を設定したのですが、チームTopDrinkerが2位の倍以上の得票を集めてアピリオ賞と合わせて2冠となりました。19のうち10のアプリケーションが海外のチームによるもので、グローバルなtopcoderらしさが出ていると思いました。

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Round2C編

TCOの2次予選であるRound2C。オンラインでも挑戦ができるので、会場に来る方はそれほど多くないかもしれない、という予想は良い方向に外れました。会場でRound2C、もしくは同時に開催していた Parallel Round、Spectator Roundに挑戦された方は77名にのぼりました。Parallel Roundはすでに2次予選を通過した人向けで、Round2Cと同じ問題を解くもの、Spectator Roundは会場に来た方限定のRoundで少し難易度を下げてあります。

15時から16時35分の間、試験会場のように静まり返っていた会場と終了後のざわめきの対比がとても印象的でした。各Round、Easy / Medium / Hardの三つの問題が出題されるのですが、懇親会で何人かの参加者に感想を聞いてみたところ、Round2CのMediumが難しかったというコメントが多かったです。なお、Round2CのHardは、正解者がいなかったようです(Parallel Roundには正解者がいたそうです)。

17時からは、レッドコーダーである [[iwi]]さん(秋葉拓哉さん)とrng_58さん(副島真さん、topcoderの問題管理者をされています)による問題解説が行われました。問題解説はわかりやすく、とても好評でした。今回出題された問題のサマリはこちらをご参照ください。また[[iwi]]さんによるSpectator RoundのEasy / Medium / Hardの解説はこちらをご参照ください。競技プログラミングの未経験者にもわかりやすい解説となっています。Spectator RoundのHardは、Round2CのEasyと同じ問題ですのでぜひ難易度を感じてみてください。

今回はSpectator Round参加者へのサポートが手薄になってしまったので、次回のイベントでは初心者の方にも参加しやすい運営を心がけたいと思います。

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懇親会編

ハッカソンのプレゼンテーションが押したこともあり、懇親会は40分遅れで開始されました。IT系のイベントや勉強会では、懇親会に参加されず帰宅される方も少なくないと思いますが、TCO 2015 in Tokyoでは多くの方に参加していただきました。会場では日本語と英語が飛び交い、競技プログラミング中の静かなイメージとは対照的な賑やかな時間でした。

多くの海外の方が参加されていましたが、わたしが話しただけでも、中国、インド、ベトナム、モンゴル、韓国、ベナン、レバノンの方が来ていました。偶然日本滞在中で参加してくれた方から、このイベントのために東京まで来てくれた人まで、皆さん楽しんでくれていて主催者としては安心しました。22時に終了するまで、多くの方が会場で交流を楽しんでいました。遅くまで会場を提供していただいたドワンゴ様、本当にありがとうございました。

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さいごに

初の試みでしたが、多くの方に参加していただきとても嬉しく思っています。準備、運営で慣れない点があり、不安に思われた方も少なからずいらっしゃったと思いますが、今後のイベントに生かしていきたいと思います。ご期待ください。

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TCO 15 in Tokyoの模様は、以下のサイトでも紹介されています。ぜひご覧ください。

マイナビニュース
「競技プログラミング」で世界に挑戦してみよう! - TCO15 in Tokyo

クラウドソーシングジャパン
Topcoder Open 2015 in tokyo|イベントレポート|2015.07.18

 

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