プロジェクトの進め方

プロジェクト体制

Topcoderのプロジェクトは、アピリオのコミュニティアーキテクトとTopcoderコミュニティのメンバが協力して進めます。

お客様:要件提示、意思決定、成果物の最終確認 コミュニティアーキテクト:計画策定、プロジェクト管理、品質管理 コパイロット(PM):計画支援、コンテスト実施、参加者との窓口 コンテスト参加者 レビューボード

アピリオのコミュニティアーキテクトがお客さまと直接お話し、プロジェクト計画策定や管理の責務を担います。実際にコンテストを運営するのは、Topcoderコミュニティ内のコパイロットです(コパイロットは「副操縦士」という意味です)。コンテスト参加者が提出した成果物のレビューは、これもTopcoderコミュニティのメンバで構成されるレビューボードにより行われます。

Topcoderは、コミュニティの中にデザイン・開発リソースに加えて PM(コパイロット)とQA(レビューボード)を擁しており、コミュニティ内のリソースでプロジェクトを進められます。これにより、お客様の手間を削減しつつ、品質を確保する仕組みを構築しています。

全てがコンテスト

Topcoderコミュニティのウェブサイト

Topcoderでは全ての仕事の依頼がコンテスト形式で行われます。

デザインをコンテスト形式で行うのはわかりやすいと思いますし、他のクラウドソーシングプラットフォームでもよく見る進め方です。一方で、ソフトウェア開発やデータサイエンスをコンテスト形式で行うのは、Topcoderに特徴的な進め方です。

ソフトウェア開発では、コンテストにアサインされたレビュアが「スコアカード」と呼ばれるレビューポイントをまとめたシートをもとにスコアリングを行い、スコアの一番高いメンバーがコンテストの勝者になります。

データサイエンスでも、スコアをもとに勝者が決められます。ソフトウェア開発と違うのは、Topcoderのプラットフォームが自動的にスコアリングを行うことです。スコアリングに使われる数式はコンテストごとに異なりますが、多くの場合、処理時間が短く正確性が高ければスコアが高くなる数式が設定されます。

コンテストの期間は、通常は2~3週間です。大きな要件に対応する場合は、要件を1コンテストに収まる単位に分解して複数のコンテストを開催していきます。一つのコンテストが終わるたびに結果を確認し、必要であればその後の計画を変更します。2~3週間のコンテストを積み重ねて柔軟に方向を修正していくスタイルは、スピード感が求められる組織に良くマッチします。

品質の確保方法

アピリオはクラウドテクノロジーと技術者のコミュニティーの力でビジネスのあり方を変えていくソリューション・プロバイダーです。グローバルのアセット・知見・人材を活用してお客様に最高のソリューションを最速でお届けします。

品質の確保はソフトウェア開発を外部に依頼する時に、多くの人が不安に思うポイントです。ここでは、Topcoderがどのように品質を確保しているかをご説明します。

第一に、全てがコンテストであるという点は、それだけで品質の確保にプラスに働きます。複数提出される成果物の中で、品質の高い成果物のみが採用されます。また、レビューを通過できる下限のスコアがコンテストごとに定義されていて、下限のスコアを超える成果物がない場合はコンテスト自体がキャンセルされます。キャンセルが発生すると成果物は得られませんが、品質の低い成果物を受け入れる必要もありません。また、コンテスト形式であるがゆえに、十分なスキルのない、あるいはスキルアップのできない参加者は自然に淘汰されていきます。なお、コンテストがキャンセルされる割合は、平均で10%前後となっています。

第二に、開発プロセスやレビューの仕組みが整備されています。クラウドソーシングと聞いた時に「アウトソースしたい相手をネット上で探せるマッチングの仕組みである」というイメージを持たれる方は多いと思います。Topcoderは単純なマッチングではなく、クラウドソーシングでソフトウェアを開発する枠組みを提供しており、参加者と主催者はその枠組みに沿ってコンテストを進めます。

以下の図は、Topcoderプロジェクトの典型的な進め方を示したものです。一般的なクラウドソーシングとは全く異なることがご理解いただけると思います。

第三に、参加するメンバのレベルの高さです。メンバーには、数学オリンピックの金メダリストや自動運転車のアルゴリズム設計者など、世界トップクラスのタレントが揃います。また、プロジェクトの運営に協力してくれるコパイロットとレビュアには以下の厳しい基準があり、誰でもなれるわけではありません。

  • レビュア

    対象分野のコンテストで、所定の成績を収めたメンバがレビューボードに所属できます。

    • ソフトウェア開発の場合、10回以上のコンテストで3位以内にランキングしていて、直近のコンテストでも同等以上の成績を出している。
    • デザインの場合、5回以上コンテストで勝者となった経験がある。
  • コパイロット

    レビュア相当の実績を持つメンバを、アピリオが面接して選定しています。

    • 現時点で、150人弱のアクティブなコパイロットが在籍しています。
    • アピリオ社内では社内口コミサイトでコパイロットを評価しており、優秀なコパイロットには多くの仕事が集まります。

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